東京国際女子マラソン2005 『高橋尚子劇場』

高橋尚子やりましたね！
期待通りのレース運びで、文句無しの快勝！
こういうことが出来るから人気あるんだよね、この人。
やることがいちいちカッコイイわ。



レース展開としては、25㎞まで5㎞17分の安定したスローペース。
でもその時点ですでに選手が振り落とされて残り3人（高橋、アレム、バルシュナイテ）。
他の日本人選手は早々に先頭集団からいなくなっちゃった。予定調和？

それはそうと、最近抵抗無く受け入れられているペースメーカー。
5㎞を17分で走るという契約だそうですが、25㎞まできっちり仕事をこなしましたよ。
誤差５秒以内、すごいよね～感心してしまいました。

さて、25㎞からも安定したペースで後半の上り坂に向け淡々と距離を刻む3人。
マラソンは35㎞からが勝負なんだよなぁ～。
と本腰を入れて見始めたとたん、高橋がスパート！
アウチ！テレ朝、2号車の映像をのんきに流してたら高橋が仕掛けちゃいましたよ。
決定的瞬間を放送に乗せられなかったとは、こりゃ責任者は処分もんだな。

アレム、バルシュナイテは高橋のスピードについていけず。
距離を広げる高橋。そのまま坂道を必死に登り逃げる高橋。
トラックの途中で右手を掲げ、勝利を確信する高橋。
優勝テープを切る高橋。
よどみない口調で優勝インタビューの受け答えをする高橋。

なんか出来過ぎのスポコンドラマ見てるようでした。

結局右ふくらはぎの肉離れ宣言はなんだったのでしょうか。
心理戦ってところかな。なかなか老獪な手を使うじゃないか。いいぞ!

これでますます女子マラソンが面白くなってきましたね。
北京に向けて、ベテランも中堅も新星もしのぎを削って頑張って欲しいですね。
見る方は無責任だから、もうワクワクしちゃうよ～♪