梨木果歩 「沼地のある森を抜けて」これまた奇怪な小説を書いてくれました。 この世のものともあの世のものともつかないものたちとの交歓を、まるで不思議な事ではないかのように描いてきた梨木氏ですが、なんと今回は、ぬか床から人間が出てくるお話。 比喩でもなんでもなく現実に、実態のある姿で。 話がぬか床だけに菌類やら酵母やらの話から、細胞・組織・分裂・進化・増殖だのの話になり、なんだか壮大な展開になっていくわけですが、そこら辺はもう理解不能。ただ、生命誕生の不思議さや神秘さを梨木さんが書くとこうなるんだなあ・・・という変な感慨を憶える小説でした。 自分の親や祖父母、できれば曾祖父母の代ぐらいまでさかのぼって、自分の中の「ぬか床性」について考えてみるのも面白いかもしれませんね。やたらと好きな場所、好きな事、習性みたいな事が見つかったらそれが自分の「ぬか床性」なのかも知れません。
by waraneko
| 2006-06-24 16:11
| 本
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