【PRIDE無差別級GP2006 決勝戦】 PPV観戦 速報&感想
■PRIDE無差別級GP2006 決勝戦 9/10(日)さいたまスーパーアリーナ■
詳しい試合結果と内容はこちら(byスポナビ) 60億分の4の戦いがあまりに衝撃的で、他の試合はあまり記憶にありません(笑 格闘技を観て、感動の涙を流したのは久しぶり! シウバ・ミルコ・ジョシュ・ノゲイラに感謝!! PRIDE最高!!! 【×西島洋介vsエヴァンゲリスタ・サイボーグ○】1Rチョークスリーパー 試合開始直後から打撃で西島を追いつめ、アドバンテージをとったのはサイボーグ。そのまま打撃の攻防になるかと思われたが、予想に反してグラウンドの展開に。グラウンドでは素人の西島はガードポジションも取れず、サイボーグにあっという間にマウントを許し、そのままバックからチョークを決められ、なすすべもなく失神一本負けを喫してしまいました。西島に次はあるのか。 GP準決勝【×ヴァンダレイ・シウバvsミルコ・クロコップ○】1RKO 壮絶な潰し合いになりました。勝利に対する執念のぶつかり合いでした。 先にワンツーを出したのはシウバ、お返しにミルコもワンツー放ち、序盤から目の離せない打撃戦となる。ミルコの左ミドルがシウバの脇腹にヒットしパンチも当たると、シウバは組み付いてテイクダウンを狙う。しかしミルコはタックルを巧く切り、結果ミルコが上になりシウバに怒濤の鉄槌を打ち下ろす。一気に勝負を決めたいミルコの鉄槌は、容赦なくシウバの顔面を捉え、早くもシウバの右目が腫れる。下からミルコを蹴り上げ、何とかスタンドに戻したシウバだが、ミルコの左ストレートをまともに喰らいダウン。すかさずミルコは上になり、再び鉄槌の嵐を浴びせ、勝負を決めにかかる。懸命にガードするシウバ、しかし大ピンチ。こんなシウバの姿見たことない!ドントムーブがかかり、シウバの右目がほとんど塞がっているためドクターチェックを受けるが、試合は続行。試合再開後、下から三角を狙ったりパンチを出したり諦めないシウバ。信じられない根性だ。やや膠着気味になったところでスタンド再開。ミルコの左ミドルがシウバの脇腹をまたも抉るが、シウバは最後まで攻めて下がらない。しかしミルコの左ハイがシウバの側頭部から頭頂部を走り、シウバダウン!そして大の字にマットに沈んだ。 決勝のチケットはミルコが手にしました。今日のミルコは強い。非常に冷静。 しかし、シウバの試合はハズレがない、鳥肌が立った。しばし放心。 GP準決勝【×アントニオ・ホドリゴ・ノゲイラvsジョシュ・バーネット○】判定2-1 お互いに軽く打撃を放ちチャンスを狙いながら距離を詰める。差し合いからの離れ際、ジョシュの左フックがノゲイラのアゴを捉えノゲイラが尻餅をつき、ジョシュが上からの攻撃を開始する。しかしノゲイラのガードか堅く、ジョシュは思うように攻撃できない。逆にテイクダウンを成功させ今度はノゲイラが上のポジションをとるが、これはジョシュがスイープし立ち上がることに成功する。この際ノゲイラの首をとりギロチンを仕掛けるが成功せず。スタンドでノゲイラにバックを取られ倒されるが、ノゲイラの動きをよく見てアキレスを取りに行くジョシュ。しかしこれも極まらず。1R終了間際、今度はノゲイラがジョシュの腕を伸ばしにかかる、懸命に防御し、足を振り体勢を変えて腕を抜くジョシュ。ハイレベルな関節技の応酬。消耗戦の様相を呈し1R終了。2R先に上をとったのはジョシュ、しかしすぐに上を取り返すノゲイラ、ノゲイラ盤石の体勢かと思われたが、ブリッジで再び返すジョシュ。お互い一歩も譲らず。ジョシュとノゲイラの腕と足が絡み合い、どっちがどっちか分からなくなるほどの密着度で一本を狙っていくふたり。ジョシュががノゲイラに膝十字を仕掛けたところで試合終了のゴング。結果は判定2-1でジョシュがノゲイラを退けた。 世界最高峰の寝技対決。ふたりのグラップリング技術に見とれていたら、15分間があっという間に過ぎていきました。 GPリザーブマッチ【×セルゲイ・ハリトーノフvsエメリヤー・エンコ・アレキサンダー○】1RTKO この対戦も激しい殴り合い。赤い炎の打撃戦ではなく、青い炎の冷酷な打撃戦といった雰囲気。決着はアレキサンダーのパンチがハリトーノフの顔面を捉え、フラついたハリトーノフにパウンドと膝蹴りを見舞い、レフリーストップとなりました。 【×イ・テヒョンvsヒカルド・モラエス○】1Rドクターストップ ドロドロの泥試合でしたね。シルム自体を良く知らないので、イのやりたい事がまったく分からなかったことと、モラエスの精度の低すぎる打撃に、ちょい眠くなってしまいました。結局イのダメージが酷くドクターストップになりましたが、試合の真っ直中にもかかわらずコーナーでやる気無くうなだれていた時点で戦意喪失のレフリーストップで良かったのでは。 【○中村和裕vs中尾“KISS”芳広×】判定3-0 カズはKISSになら打撃で勝てると思ってたんでしょうね。ずっと飛び込んでの膝を出し続けてましたから。でもあんな単発の打撃、見切られて当然だよ。シウバみたいに無酸素でパンチ10連打ぐらい出して、相手を崩してからフィニッシュの膝を打ち込むようなコンビネーションを見せて欲しかった。KISSも何したいんだか・・・もう次はないぞKISS。 【○マウリシオ・ショーグンvsザ・スネーク×】1RKO 試合の立ち上がりこそ、スネークの長い手足から放たれるパンチと膝をもらったものの、あとはショーグンペース。ねちっこく寝技で一本を狙うが、スネークの手足に邪魔されて上手くいかず、結局ショーグンお決まりの踏みつけ攻撃で野蛮に勝利。まあショーグンが完全復活したということで良かったですね。 【○ヒカルド・アローナvsアリスター・オーフレイム×】1RKO バランスを崩し倒れたアリスターにアローナは上からねちっこく攻撃を加えていく。アローナはバックをとり、アリスターの胴に回した足をがっちりフックし盤石の体勢を整えていく。その状態でアローナがパンチを顔面に1発打ち込むと、アリスターはたまらずマットを叩いてタップ。アローナの強さだけが目立った戦いでした。 GP決勝【○ミルコ・クロコップvsジョシュ・バーネット×】1RKO ジャブを出しながら組み付こうとするジョシュにミルコの左ミドルが炸裂。ジョシュは一瞬下がるものの逆にミドル、ローを返す。掴み合いにいったり、離れて打撃を出したりの激しい攻防のあと、ジョシュはやや引き込み気味に倒れミルコをグラウンドに誘う。ここでミルコの右まぶたのカットがあり治療。嫌な予感がしたが、傷は大きくなく試合続行となる。ジョシュはミルコの手首を押さえパウンドを防ぎながら下からの極め技を狙うが、なかなかその先の展開に進めず再びスタンドへ。右足でミルコの軸足にローを入れ崩そうとするジョシュに、顔面へのストレートで応戦するミルコ。打撃戦ではややミルコが優勢となり、ミルコのボディがジョシュの右脇にめり込むと、ジョシュは堪えきれずダウン。そのチャンスをものにしようとミルコは怒濤の鉄槌を振り下ろす。なんとかガードポジションに持っていき、ミルコの鉄槌から逃れようとするジョシュだが、ミルコの鉄槌を受け続けた右目はみるみる腫れてくる。防御しながらも下からミルコの右腕を伸ばそうとするなど、最後まで攻める気持ちを失わなかったジョシュだが、ミルコの何度目かのパンチが右目に入ると堪らず目を押さえ、タップ。 死闘をミルコが制した。 60億分の1という頂きに、ミルコ・クロコップが立ちました! 念願のベルトを手に入れ、無冠の帝王はめでたく返上となります!! おめでとうミルコ!!!Happy Birthday☆
by waraneko
| 2006-09-10 21:22
| 格闘技
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